どいたび2018冬 (6)オーストリア

遂に来ました、最終目的地オーストリア🇦🇹。
本当はザルツブルクにも行きたかったのですが、時間の都合で今回はウィーンのみ。
ザルツブルグは西部の街なので、ドイツやスイスやイタリアとあわせていつか行きたいな~。

スロバキア🇸🇰のブラチスラバからウィーンへは、再び新幹線。
2時間弱で1,500円くらいだったと思う。近いとはいえ、国境跨ぐのに安すぎないか。新宿・幕張間が圧倒的割高に思える。

ウィーン中央駅に到着。
先進国。
大都会。

これまで回ってきた各国と全てが違った。ただ、この光景は、雰囲気は、めっちゃみたことがある。
オーストリアはドイツ語圏ということもあり、何かとドイツそっくりでした。
(上の写真は、ドイツのベルリン中央駅のもの)

ウィーンに着いてからは、まずチェックイン。
ここまで1泊1,000円以下のホステルを渡り歩いてきましたが、ウィーンだけ物価が高いからか、良い安い宿が見つからず、結局1泊2,000円ほどのホステルに泊まることに。
(とはいえ日本のネットカフェ並みなので激安)
ホステルのロビーがここまで広くて豪華なのも珍しい。寝室は狭めだけど、共有部分が広く、とても楽しい宿だった。長期滞在しても良さげ。
ちなみに「a&t holiday」というホステルです。オススメ。

ウィーン初日はオペラを観ました。
1番でかいオペラ座にて、ヘンゼルとグレーテルの演目。
日本を出る前に、前売りを買っていたのだが、少数ながら当日券もあったっぽい。(当日しか販売しない立見席があるらしい)

ここまで日本人とはほとんど遭遇しない旅だったが、ウィーンのオペラ座では20人くらい日本人を見た。
やっぱり分かりやすい観光地に日本人は多い。

自分の座席はココ。アリーナ15列目。
2階席などはこんな構造。野球場のボックス席みたいになっていて、どこからでも観やすくなっている。
アリーナ席の特典として、前の席の背面に、小さいモニターが付いている!
このモニター、基本的にはドイツ語と英語の機能しかないのだが、物語のあらすじを読んだり、キャストの紹介を見たり、次の休憩時間に向けてドリンクを予約したりなど、いろんなことができる優れもの。

このモニターの最大の機能は、開演してから。
なんと、オペラの歌詞を表示できるのである。しかも日本語がある!
このモニターのおかげで、ストーリーをしっかり追いながら、オペラを楽しむことができました。


しかしモニターに中国語が無いのは驚きだった。

ここまでは「中国語の案内はあるけど日本語はない」という状況ばかりで、それが初めて逆転した瞬間だったから。


中国人がここまで世界進出する前に作られたモニターだからなのか、あるいは、オペラ座に中国人がそこまで来ないからなのか……。

どうやら後者っぽい。実際、街中に中国人観光客はいたのだが、オペラ座には数人しかいなかった。オペラは、日本人の方に人気があるようです。


ちなみに……
事前に調べた情報で「オペラ座はドレスコードがエグい。特にアリーナ席はヤベェ。」というコメントを見かけたので、黒装束で参戦したのですが、ドレスコードは全く厳しくありませんでした……。(この髪型がハンガリー人に切ってもらったやつです)

と言いつつも、別に浮いているわけではなく、やはり正装をしている人の方が多かった。スーツに蝶ネクタイ付けてる人も居たし、ウエディングドレスや、着物を着ている方もいた。なんだか、中世の舞踏会に来た気分でした。
休憩時間中のラウンジの様子。
完全に舞踏会です、別世界だったな…。

翌日はウィーン探索。
ウィーンで人生の大半を過ごしたとされるモーツァルトの博物館にも行ってきた。
ネットの口コミ通り、しょぼかった。

そこまでしょぼいわけではないんだが、興奮するポイントがあまり無く、絶妙にしょぼかった。
無料でオーディオガイドが付き、日本語もあったけど、"ゆっくり"みたいな話し方で、しかも正しい日本語ではない箇所が多々あったのでとても聞きづらかった。
展示品も、絶妙なものが多かった印象。「へぇ、これがそれなのね」っていう感想のものばかり。

ポーランドにあるショパン博物館の方が良かったなぁ。有名な楽曲の直筆の楽譜があったりして、分かりやすく凄かった。モーツァルト博物館は僕には難しいっす。

ちなみにウィーンは、モーツァルトの他にも、ベートーヴェン、シューベルト、ハイドンなどがいた、いわゆる「聖地」なんですけども、モーツァルト以外は別に推しメンじゃないし、モーツァルト博物館でモチベが下がってしまったこともあり、他はスルーすることに。

他をスルーしたことによって約半日ほど予定がなくなってしまいました。
そこで急遽、こんなところに行くことにしました。
GOLDEN TIME。
確か、ウィーンの中央駅から20分くらい。
SAUNA CLUB。サウナ倶楽部。
どういう所かと言うと、いわゆるFKKです。(詳しくはググってね)


冒頭で「オーストリアはドイツに似ている」といったようなことを書いたけど、FKKの存在も似ていると思った理由のひとつ。ドイツだけだと思ったら、オーストリアにも有ったんやね。しかも中心地からこんなに行きやすい場所に。


ベルリンFKK(Artemis)に行ったときは3時間くらいで離脱してしまったのですが、今回は時間の余裕もあったので14時~22時で滞在してみました。ベルリンFKKの1/3くらいの狭さだったのですが、なんとか長居することに成功。

入場料90ユーロ(約12k)、1回あたり60ユーロ(約8k)から、という明瞭な料金設定。

ベルリンFKKと違い風呂やプールは無かったものの、ドリンクバー、低温・高温のサウナ、綺麗なシャワールームも有り、食事時には無料のケータリング。時間を潰すには十分すぎる施設だったと思います。とはいえベルリンFKKの方が色々と良かったかもなぁ。

思い返してみれば、ベルリンFKKは東欧系が多かったけど、ウィーンFKKはロシア系が多かった。真っ白な白人が好きならウィーン、東欧の血が入ったガチ綺麗な人が好きならベルリンですわ。

さて今回は、ウクライナ人のグロリア、ロシア人のセーニャ、モルドビア人のクリスティーナ、ありがとうございました。1日3回は人生初です。


ちなみにモルドビアという国を初めて知ったのだが、ロシア連邦の小国らしい。世界地理にはそこそこ強いと思っていたけど、存在すら知らなかった……。


まぁそれもそのはず、人口100万人の小さな国だし、ロシア連邦の中の国だしなぁ。

(ちなみにヨーロッパにあるモルドバとは全く違う国だが、実は発音はどちらもモルドビアが正しいらしい。ただスペルは違っており、MoldoviaとMordoviaらしいw日本人には難しすぎるね)


翌朝、12/23の早朝にホステルを出発し、遂に帰路へ。

この写真はウィーン中央駅の様子。クリスマス直前ということもあり、綺麗なライトアップが。

やっぱりキリスト教文化なだけあって、本場のクリスマスは違うなぁ~と思いつつも、クリスマス自体の盛り上がりは日本のほうが激しい印象だったので、「クリスマスってなんだ?」ってなってしまった。


ウィーン中央駅からは、ウィーン国際空港まで特急で移動。

30分に1本しかなかったので、1本乗り遅れたら結構大変かもしれない……。

(実際、1本乗り遅れてしまって少し焦った)


空港に着いてからは特に何もなかったけど、しいて言えば日本人が沢山いた。

ウィーンから直行便は無いので、僕と同じようにポーランドのワルシャワ経由で帰る人が非常に多かったみたいです。

ヨーロッパって、意外と直行便がある国は少ないんだよなぁ。もっと増えて、そして安くなってくれたら良いのに。


ってことで、次が最後の国、ポーランド!


オーストリアのまとめ

・ほぼドイツ。景色だけだとマジで違い分からん。宇都宮駅と仙台駅くらい似てる。

・言語はドイツ語、通貨はユーロ。どっちもドイツと一緒。

・物価はこれまで行ってきた国の中で最も高い。日本よりちょっと高いくらいのイメージ。これもドイツと一緒。

・地下鉄は切符制なのだが改札が無く、主要駅の出口で抜き打ち検査があるやつ。これもドイツと一緒。

・街中は中国人観光客だらけなのだが、教会やオペラ座みたいな荘厳なところには現れない。これはドイツと一緒か分からないや。


そういえばウィーンは、地下鉄とバスが発達しているのでタクシーに乗る必要はほとんどなし。大抵の移動は地下鉄とバスで完結できました。

初回バス乗ろうとしたのですが料金の払い方が分からず、バス停で暇そうにしていたマダムに話しかけてみたら、英語が通じず、ドイツ語しか話せない貴婦人でした。

諦めて、他の英語が話せる人を見つけようかな~なんてことを思っていたら、「英語話せる人に電話繋げるから、その人に質問して」という話になり、電話でバスの乗り方を聞くことにw

電話の話し声を聞く限り、たぶん娘さんだったんだと思う、中高生くらいの。マダム、ありえん親切やん~。


しかしこれが難航することにw いやーバスのチケットの買い方を「電話で聞く」ってマジでハードル高いわ。ジェスチャーも出来なければ地図も見せられないし、マジでキツかった。

ここまで、適当な英語とジェスチャーとノリで乗り切ってきたことが仇となった瞬間でした。もう少し英語頑張ります。


結果、買い方が分からないまま(僕が分かったフリをして)電話は終わり、マダムとも別れました。まぁ色々あってバスは乗れたのですが、察してください。ドイツは改札が無く降りるときに抜き打ち検査があるような国で、オーストリアはドイツそっくりなんです。

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